標準日本語「中級」第五課(文型)

一、『て形+たまらない
  自分の子供が可愛くてたまらない。
  寒くてたまらないので、家の中にいました。
  このことを言い出すと、彼は不思議でたまらないようでした。
  母の病気で心配でたまらない。
  失敗するような気がしてたまらない。
  そのとき腹がたってたまらない。
二、『~にしたがって
  規則にしたがって除名します。
  命令にしたがって、行動する。
  国の需要に従って、自己の志願を決める。
  有名になるしたがって、仕事が増えた。
  高く登るにしたがって、空気が薄くなります。
三、『AをBと言う
  この紙を折り紙と言う。
  雨が多く降る時期を梅雨と言う。
  決まった時間より早く帰ることを相対と言います。
  三月三日の祭りのことをひな祭りと言う。
四、『~ようにする
  障子やふすまを取り外し、家全体を一つの広い部屋のようにして過ごします。

標準日本語「中級」第四課(文型)


一、『~わりには~
  姉はよく食べるわりには、太らない。
  彼女は、体が小さいわりには、よく食べます。
  このレストランの料理は、高いわりには、おいしくない。
  彼の言葉が丁寧なわりには、態度が乱暴だ。
  この靴はきれいなわりには、丈夫じゃない。

二、『~んだから・~のだから
  まだ若いんだから、もっと本を読みなさい。
  夜に出かけるんだから、母が心配するのは当たり前だ。
  久しぶりに会ったのだから、ゆっくり話をしましょう。
  問題は簡単なのだから、すぐに答えられるでしょう。
  彼女は君よりも年が下なんだから、もっと親切にしてあげなさい。
  
三、『~うえに~
  純子さんは遅刻したうえに、宿題も忘れました。
  このりんごは大きいうえに、甘いです。
  この八百屋の野菜は、新鮮なうえに、値段が安い。
  顔がきれいなうえに、背が高い。
  工事のうえに、事故起きて、道路は大変混んでいます。
  目が不自由なうえに、耳がとおい。

四、『~たらいい・ばいい よろしい)』
  話したいことがあるなら、話したらいいです。
  疲れたら、隣の部屋で寝ればいい。
  明日、何時ごろ伺えばよろしいでしょうか。

五、『~ところに~
  私が先生と相談しているところに、友達が訪れてきました。
  料理を作っているところに、電話がかかってきました。
  私が出かけるところに、王さんが来ました。
  寝ようとするところに、電話のベルが鳴りました。
  夕食が終わったところに、客が来た。
  店を出たところに、友達に会った。
  起きたところに、目覚まし時計が鳴りました。

六、『~でもあり、また~でもある
  外国旅行は、楽しみでもあり、また不安でもあります。
  あの機械の使い方は簡単でもあり、また便利でもあります。
  先生は厳しくもあり、また優しくもあります。
  外国での生活は、楽しくもあり、また寂しくもあります。

標準日本語「中級」第四課(本文)


「1」
田中:君は何にする?
奥さん:メニューを見せてちょうだい。
田中:ほら、メニューだよ。
奥さん:ええと、ハンバーグとライスと野菜サラダ、それからアイスクリームがいいわ。
田中:へえ、太るのを気にしてるわりには、ずいぶん食べるんだなあ。
奥さん:まあ、失礼ね、でも食べすぎかしら。
田中:ははは、冗談だよ、レストランなんか、めったに来ないんだから、いっぱい食べたらいいさ。僕は、カレーライスとコーヒーにしよう。
店員:ご注文はお決まりでしょうか。
田中:ええ、ハンバーグにライスに野菜サラダにアイスクリーム。それに、カラーライスとコーヒーをください。
店員:はい、かしこまりました。アイスクリームとコーヒーは、お食事の後でお持ちすればよろしいでしょうか。
田中:はい、そうしてください。
店員:はい、かしこまりました。

「2」
  「1」は田中さんと奥さんが、レストランに行ったときの会話です。二人が話しているところに、レストランの店員がやってきた場面です。この会話には、日本語の話し言葉の特徴が、いつか現れています。
  日本語の会話では、人間関係によって、言葉遣いがずいぶん変わります。家族や友達同士のような親しい関係では、「です」「ます」を使った丁寧な言い方はあまりしません。「何にしますか。」と言い方ではなく、「何にする」と、くだけた言い方をするのが普通です。
  田中さんは、奥さんに対して、くだけた言い方をしていますが。レストランの店員に対しては、丁寧な言い方をしています。店員は、田中さんに向かって、特に丁寧な言葉遣いをしています。親しい関係でないうえに、店員と客という立場の違いがあるので、特別丁寧なのです。
  日本語には、男性と女性の言葉遣いにも違いがあります。例えば、自分のこと「僕」と言うのは、男性特有の言葉遣いです。女性は普通「私」と言います。逆に、「食べすぎかしら」という表現は、主に女性の言葉遣いです。男性だったら、「食べすぎかな」などと言います。
  親しさの度合いや、立場の違いなどの人間関係によって、言葉遣いが変わったり、男性と女性で言葉が違ったりするのは、日本語の話し言葉の大きな特徴です。日本語の面白いところでもあり、また難しいところでもあります。
livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ